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[2016/02/19] 
☆ 第134回 組合会の概要について ☆

★ 第134回 組合会の概要について ★

 

 平成28年2月15日に開催されました第134回組合会にて、平成28年度事業

計画及び予算が承認されましたので、その概況を報告いたします。

 健康保険組合を取り巻く情勢は、依然として大変厳しいものです。当健保も平成28年度の高齢者医療にあてる納付金等の負担が重く、別途積立金を180,000千円(予備費48,000千円を含む)を取り崩さなければなりません。

 医療費についても平成26年度、27年度と年々増加傾向にあります。

また、納付金に影響する前期高齢者医療費も前年比約2倍となっております。

このままでは、平成29年度には、健康保険料率の引き上げが避けられない状況です。

引き続き適正受診へのご理解とご協力をお願いいたします。

別途配信のニュースとお知らせの「医療機関等の適正受診にご協力を!」

後ほど、ご覧ください。

また、介護保険料率についても、納付金に対する保険料収入が不足する傾向にあります。平成28年度は、平成27年度決算残金の内3,000千円を繰り入れすることにより収入を補てんし、現状の料率としますが、次年度(平成29年度)以降は決算残金を繰り入れても収入不足となります。平成29年度以降は、介護保険料率を引き上げる予定です。

 平成28年度予算概要は、けんぽだより(4月発行予定)にてお知らせします。

 

■平成28年度の各保険料率

健康保険料率 95/1,000 (平成27年度と変わらず)

介護保険料率 13/1,000 (平成27年度と変わらず)

  ※なお、上記保険料率は、事業主負担分も含む。

(個人負担は、健康42.75/1,000、介護6.5/1,000)

平成28年度保険料額表につきましては、後日改めてホームページに掲載

いたします。基本的には、料率の変更がないため平成27年度とかわりませんが、法改正により平成28年4月1日から標準報酬月額の上限が121万から139万へ拡大されるため、3等級追加となります。又、標準賞与額の上限が年間540万から573万となります。

 

■任意継続被保険者の保険料額について

 任意継続被保険者の標準報酬月額の上限については、前年9月末日に

おける当健保全被保険者の平均標準報酬月額で決められます。平成27年

9月末日における平均標準報酬月額は、385,706円ですので、平成28年4月

から適用される任意継続被保険者の標準報酬月額の上限は26等級:380千円となり、平成27年度から変更はありません。

 

平成28年度生活習慣病の胃部X線検査について

 春の定期健診にあわせ、35歳以上のかたの生活習慣病健診を実施しています。平成28年度より胃部X線検査の撮影方法を間接撮影からより精度のたかい直接撮影へ変更いたします。なお、検査方法(バリウムによる透視方法)は変更ありません。健保負担にて実施している項目ですが、追加費用についても健保負担となります。(検診車でなく直接病院で受診されている一部の事業所では、すでに直接撮影になっております。)

 参考)

  間接撮影・・・100×100ミリのフィルム、撮影枚数 8枚。

  直接撮影・・・350×350ミリの画像、撮影枚数11〜16枚程度。

〇直接撮影によるメリット

 画像が原寸大であるため、小さいフィルムを拡大鏡でみる間接撮影よりも

鮮明であり、異常所見を見つけやすい。

最近の検診車では、デジタルのため、画像をみながら撮影できる。

(フィルムに写す方法では、現像するまでわからない。)

また、デジタル化により、被ばく量は軽減される方向。

〇直接撮影によるデメリット

 費用がかかる。

 撮影枚数が多くなるため、1人当たりの時間がかかる。⇒検診車2台対応。

   健診日は、時間に余裕をもってお越しください。

 

胃がんは、早期発見・早期治療であれば、ほぼ治るものと言われていますが、初期の胃がんは見つけにくいものです。直接撮影により、100%発見できるものではありませんが、少しでも発見率を上げるために行うものです。検査結果にかかわらず、異常を感じたら、胃カメラによる検査をお勧めします。

 

 




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